飼育のコツ

熱帯魚のエサの与え方の基本~頻度や量などについて解説!~

食事中の熱帯魚

熱帯魚の飼育していく中で、一番メインとなるお世話はやっぱりエサやりです。自分の上げた餌を熱帯魚たちが嬉々として食べてくれるのは、飼い主にとっても至福の瞬間ですよね。

ここでは、エサをあげるタイミングや量などの基本を解説します。

エサやりのペース

エサやりのペースですが、1回/1日~2日くらいが適当です。そもそも、魚は人間と違い変温動物ですから、普段の生活でそれほどエネルギーを消費しません。私たちと同じペースで食事をする必要など全くないのです。

初心者の人は管理が難しいでしょうから、週5日・曜日を決めてその日にあげるようにすれば、まず間違いないでしょう。

エサやりの量

一度にあげる量は、2分以内で食べきる量におさえましょう。食べ終わった後に追加でエサをあげると、熱帯魚たちはまた食べますが、そもそも彼らには満腹中枢がないといわれています。エサが目の前にあれば際限なく食べ続けるのです。

ただし、エサを水槽に入れた後は必ず様子を見て、全ての熱帯魚にエサが行きわたっているか確認するようにしてください。もし食べられていない熱帯魚がいる場合には、全員に行きわたるまで少しずつ量を増やしてかまいません。

エサやりのペースと量は、人の常識で考えるとあまりに少なくてびっくりしますが、彼らが生活に必要なエネルギーというのは、想像以上に少ないのです。エサのやりすぎは、水質の悪化に直結しますから、気を付けて与えください。

エサやりのタイミング

エサやりのタイミングついては、照明の点灯1時間後~消灯1時間前の間以外であれば、いつでもかまいません。寝起き直後とおやすみ前は避けてあげるということです。

ただ、 人間側の都合として、毎回同じ時間にしておいたほうが、忘れることもなく楽だと思います。

人工エサの保存期間

特別な理由がない限り、エサやりにはフレークタイプ・顆粒タイプなどの人工エサをあげることが多いと思います。その人工エサですが、開封後3~4か月で中身は劣化するといわれています。(油の劣化やビタミンの喪失)

お財布事情やもったいない精神とも相談ですが、開封後4か月経ったものは、中身が残っていても買い替えするという選択肢もありかもしれません。

自動エサやり機の導入

生活が不規則だったり、出張などで定期的に家を空ける場合、決まったタイミングでのエサやりが難しいですよね。そんなときの強い味方が、熱帯魚ショップなどで販売されている自動エサやり機です。

水槽にセットするだけで、決まった時間に自動でエサを投下してくれる優れもの。ただ、熱帯魚へのエサやりは飼育の楽しみでもあり、しっかり水槽の中身を観察できる機会でもあります。導入時は慎重に検討して下さい。

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