種類別飼育方法

ポリプテルス・セネガルスの飼育方法まとめ

ポリプテルス・セネガルス

ポリプテルス・セネガルスは、一見するとドジョウのような風貌をしていますが、ドジョウとは近い種というわけではありません。

よくよく見てみると、爬虫類のような可愛らしい(人によって恐ろしい?)ヒレが特徴的で、恐竜のように見えなくもない風貌をしているところがファンの心をわしづかみにしています。

基本データ

名称 ポリプテルス・セネガルス
学名 Polypterus senegalus
分類 古代魚グループ
体長(成魚) 30cm
寿命 10年程度
飼育環境・飼育難易度
飼育温度 26℃前後
飼育水 pH7.0
市場価格 1,000~5,000円
総合飼育難易度 ★★★☆☆易     難

飼育のポイント

水槽のサイズは90cm(奥行45cm)以上推奨

ポリプテルス・セネガルスは、ポリプテルスの仲間では小型の種であるといったものの、それでも成魚は30cmに達する大きな熱帯魚です。

食性も肉食であるため、どうしても給餌の度に水が汚れやすい傾向にあり、水質の悪化に対する緩衝性も確保してあげる必要があります。

さらに、どちらかと言えば水槽の底でじっとしていることが多く、せっせと水中を泳ぎまわる種ではないものの、身体が硬い部類に入るので、水槽のサイズを考える際には横幅だけでなく奥行にも注意してあげた方がいいでしょう。それらのことを考えると、おすすめの水槽サイズは90cm規格水槽以上になります。

90cm水槽は奥行の狭い(36cm程度)スリムタイプも販売されていますが、これではポリプテルスが体の中で向きを変えるのに少し窮屈なので、奥行き45cmの通常規格サイズを導入してあげましょう。

また、サイズとは直接関係ありませんが、ポリプテルスはよく飛び出し事故を起こします。水槽の上面には必ず蓋をして、おもし(水入りの2リットルペットボトル等)をのせましょう。

底砂は緑化を意識したガーネットサンド

通常、古代魚グループに属する大型魚を飼育するときは、ベアタンク(底に何も敷かない)を選択することが多いですが、ポリプテルス・セネガルスの場合は少し話が違います。

本種は普段、底でじっとしていることが多いのですが、底がベアタンク(=ガラス面やアクリルなどのツルツルした面)だと、足元(ヒレ元?)が滑るので落ち着きを失ってしまいます。というわけで、滑り止めの役割を兼ねて粒の細かな底砂を引いてあげた方がより良い環境で飼うことができるのです。

さらに、ポリプテルス・セネガルスの底砂を考える時に忘れてはいけないのが、「緑化」と呼ばれる現象です。

簡単に言うと、「ポリプテルス・セネガルスの体色がよりくっきりと濃くなる」ことなのですが、これに底砂の有無や色味が関係しているというのが多数の飼育者の経験則から明らかになっています。

その「緑化」現象を特に際立たせることができると言われている底砂が「ガーネットサンド」です。というわけで、本種を飼育する場合にはこの「ガーネットサンド」の使用をおすすめします(緑化を避けたい場合は同じく粒の細かい田砂がオススメです)

ただ、あまり厚く敷きすぎると食べ残しなどのゴミが埋もれて掃除が大変なので、あくまで薄く敷くように心がけてください。

フィルターは高性能な外部フィルターが良い

ポリプテルス・セネガルスは肉食の大食漢なので水をたいへん汚しやすいです。求められるろ過能力も当然大きくなるので、使用するフィルターの選択肢は外部フィルター1択になるでしょう。

ただし、フィルターがあるからと言って安心はできません。前の項目で説明したとおり、本種は大型魚にもかかわらず例外的に底砂を敷いて飼うため、底砂の掃除を定期的にする必要があります。

少なくとも週1回、水替えなどと同じタイミングで底砂の中に埋もれた汚れを人の手で取り除くようにしましょう。

人口飼料への餌付けは生餌とミックスさせると◎

ポリプテルス・セネガルスはメダカやアカムシなどの生餌を好んで食べますが、人工飼料にも比較的慣れてくれやすい種です。

栄養バランスを考慮しながら、生餌→冷凍・乾燥餌→人工飼料を徐々にミックスさせながら与えていけば、人工飼料も問題なく食べてくれるようになるでしょう。

人工飼料に慣れた後も、ときどき生餌を混ぜて与えてあげた方が、活き活きと生活してくれるようです。

混泳について

同種との混泳 (可能)
他種との混泳 (困難)

ポリプテルス・セネガルスはあまり混泳に向いている熱帯魚とは言えません。まず他種については、自分より小さい種は食べようとしてしまうほか、自分と同じか自分より大きいサイズの種では、のんびりとした性質からいじめの対象になってしまうことが多いです。

同種同士の混泳は不可能ではありませんが、群れる性質があるわけでもなく、水槽のろ過能力は倍必要になります。もちろん、サイズ違いで飼育してしまえば捕食-被捕食の関係になるわけで、それらを考えるとあまり積極的に混泳をすべき種ではないと言えるでしょう。

繁殖はオススメしない

飼育下での繁殖 (困難)

ポリプテルス・セネガルスの繁殖方法は既に確立されていますが、その実現には苦労が伴います。

雌雄のペアリングや適切な発情状態を合わせるためには最低でも5匹程度の同時飼育が必要であったり、緻密な栄養状態や温度の管理が必要です。

そのため、本種の飼育にあたっては繁殖への挑戦は諦めることをおすすめします。

この記事をシェアする