熱帯魚の飼育に必要なもの一覧!
熱帯魚の飼育を始めるとき、最低限どんなものが必要なのでしょうか。重要な順にご紹介していきます。
必ず用意するもの
水
何はなくとも、魚が生きていくためには水が必要です。
淡水魚(川に住む魚)を飼う場合には、普通の水道水を使えば問題ありません(カルキ抜きなどの手順を踏む必要あり) 。海水魚の場合には、海水の素などを購入し、海水を作ってあげる必要があります。
水槽
魚を飼うだけなら、桶やたらいでも飼えますが、それでは鑑賞の楽しみを味わえません。やはりガラスかアクリル製の水槽を用意して、思う存分鑑賞できるようにしましょう。10cm四方の小さなものから、2メートルクラスまで、様々なサイズが用意されています。
ヒーター
熱帯魚は、名前のとおり熱帯に住んでいますので、住み心地のよい水温は25~6度です。日本では秋から春にかけて、水が冷たくなりすぎるので、加温のためヒーターを用意する必要があります。水槽の大きさにあわせ、多くの種類が用意されています。
餌
熱帯魚も生きていくためには食事が必要です。フレーク、顆粒、冷凍タイプなど、様々な種類の餌を魚にあわせて購入しましょう。
フィルター(濾過機)
一部のマニアの間では、濾過機を使わない飼育も行われていますが、はじめのうちは必須の器具です。魚が汚す水を、綺麗な水に換えていく装置です。目的や能力により、上部式、外掛け式などの種類を使い分けます。
照明
これも、熱帯魚=観賞魚という位置づけでは必須の器具です。勉強机で用いるような蛍光灯タイプが主流でしたが、近年はLEDタイプが市場を席巻しています。
ここまであげたものがあれば、まず熱帯魚飼育を始めることができます。意外と少ないな、と感じる人も多いのではないでしょうか。
ここにプラスして、さらに飼育が便利・楽になる道具もたくさん販売されています。
あると便利なもの
温度計
熱帯魚の飼育に最適な飼育温度(25~6度)が保たれているかを確認するために使用します。最近は、自動で温度調整してくれるヒーターもあるので、あまり活躍の機会がないことも。どちらかといえば、万が一に備えるための道具です。
底砂
水槽の底に敷くための砂です。あるかないかで、景観が一気に変わるので、観賞魚としての側面からは非常に重要です。また、水質の安定にも効果を発揮します。
水槽台
30cm程度の水槽なら、カラーボックスやメタルラックでも飼育可能ですが、45cmを超えた水槽は大変重くなるため、専用台の使用をおすすめします。
ハイポ(塩素中和剤)
水道水からすぐに塩素を抜くために必要なものです。使用しない場合は、煮沸や汲み置きで塩素を抜いておく必要があります。
ピンセット
水草やサンゴのレイアウトに効果を発揮する他、細かい部分の掃除にも便利に使用できます。
試験薬(水質検査用)
魚のすむ環境がどんな状態にあるか検査するための検査薬です。いくつかの種類がありますが、すべてがセットになった検査キットも販売されています。
ここであげたものは、ほとんど数百円で購入できるものなので(水槽台は除く)、はじめに購入してしまえば、飼育のハードルはかなり低くなると思います。ぜひ飼育を始める際には、検討してみてくださいね。