水槽内の水の濁りの原因と対策
熱帯魚を飼育していく中で、飼育水に濁りが発生してくる場合があります。あまり心配いらないものから、至急対策が必要なものまで、原因は様々です。
水槽立ち上げ初期の濁り
水槽の立ち上げか1~2週間くらいのタイミングで、飼育水が白濁してくることがあります。ただ、この濁りは急速にろ過バクテリアが増殖する過程での自然な反応であり、あまり心配はいりません。
熱帯魚を導入する前段階であれば、濁りは気にせずそのままにしておけば大丈夫です。早ければ5日、遅くても10日程度で濁りが解消してきます。
既に熱帯魚を導入してしまった後であれば、毎日水量全体の1/5を上限に水換えをしてあげましょう。
水槽安定化後の濁り
水槽が安定して維持できている中で、水の濁りが発生した場合には、飼育環境が悪いほうに急変している場合がほとんどのため注意が必要です。
白濁り
白く濁った場合には、水槽内に腐敗した有機物がないか探す必要があります。具体的には、熱帯魚やタンクメイトの亡骸が水槽内に放置されていないか、イソギンチャクが未消化物を吐き出してそのままになっていないか、ライブロックが腐っていないかなどを確認しましょう。
また、この濁りは放置していても改善しませんので、毎日1/4量を目安に、濁りが取れるまで水替えすることをおすすめします。
緑濁り
水槽が緑色に濁っている場合には、大量の藻の発生が原因となります。この場合には、水換え(毎日1/5量)と同時に、飼育環境の改善が必要です。
コケ対策の項目を参考に根本的な対策をしていくことをおすすめしますが、まず即効性のある対処として、照明の短時間化(3時間以下/日まで絞ってしまう)が効果的です。
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