熱帯魚を飼う上で知っておきたい水合わせの方法
はじめて買った熱帯魚、大事に自宅へ連れて帰ってきたら、早速水槽に入れてあげましょう。いきなり熱帯魚をそのまま水槽に移し替えてしまうと、あまりの環境の変化に熱帯魚が弱ってしまうので、しっかり手順を守って水槽に入れてあげてください。
ここでは、熱帯魚を水槽の水温、水質に適応させる「水合わせ」の方法について解説していきます。
まずは温度合わせ
急いで帰ってきても、熱帯魚が入っている袋の水は温度が下がってしまっています。なので、これから導入する水槽の温度に合わせてあげないといけません。
温度合わせの仕方は非常に簡単で、買ってきた袋を水槽に浮かべておくだけです。たいていの場合、袋は酸素がいっぱいに入ったパンパンの状態ですから、封を開けずに浮かべるととても楽チンです。
ショップからの移動などで長時間(5~6時間以上)経っている場合は、酸欠になる可能性もあるので、袋の閉じ口をゆるめるなどで空気を入れるようにしましょう。
だいたい30分くらい浮かべて、徐々に温度を合わせてあげましょう。
次に水質合わせ
温度合わせが終わったら、次は水質合わせです。自宅の水槽とショップの水槽は、水質が全く異なりますから、これを段階的に合わせてあげるのです。
まずは水槽に袋を浮かべたまま、封を開けてください。これから、最後まで袋は浮かべたままなので、洗濯バサミなどで水槽に隅に固定しておくと便利です。
そのあとは、次の通りに袋の水と水槽の水をなじませていきます。
- 袋の水を1/4捨てる
- 捨てたのと同じ量の水槽の水を袋の中に入れる
- 15分待つ
- ①~③をあと2回繰り返す
全部で45分ほどの工程(待つ時間が多い)になるので、TVでも見ながら進めましょう。
最後に水槽に放してあげる
水質合わせが完了すれば、いよいよ熱帯魚を水槽に放します。この時、可能な限り袋の中の水が水槽に入らないようにしましょう。(袋の水は最終的に全部捨てる)
病原菌などを水槽内に持ち込ませないためです。
網や手などを使って熱帯魚をやさしく掬い上げ、そっと水槽の中に放します。無事に泳ぎだせば、熱帯魚の迎え入れは完了です!